スマホを使って“海の魅力”が伝わる写真を撮ろう!

スマホでも魅力的な海の写真を撮影することができます

夏になると、レジャーや観光で海岸や砂浜の景色が見える場所を訪れる機会があります。いくつかのポイントさえ押さえておけば、手持ちのスマホでも魅力的な海の写真を撮影することができます。標準で搭載されているスマホのカメラアプリには手動または自動でピントを合わせたり、明るさを調節する機能が付いています。撮影した写真をモノクロやセピア風の画像に加工するフィルター機能も利用できます。簡単なコツをつかめば、誰でもスマホで芸術的な写真を撮影することができます。

撮影を行う前の準備

スマホで海の写真を撮影する場合は、本体に塩水や潮風が触れないように注意を払う必要があります。防水仕様の端末でも塩水に触れるとすぐに腐食してしまうため、必ず透明な防水ケースに入れた状態で撮影をするようにします。ケースの中からでも撮影ができるような製品が販売されています。

海の魅力を引き出すためのコツ

スマホに搭載されているカメラアプリを起動すると、デフォルトで自動的に中央部分の被写体にピントを合わせ、露光も自動的に設定してくれる便利な機能が付いています。これらの機能を利用すればそれなりの写真を撮影することはできますが、被写体を中央部分にした「日の丸構図」の平凡な写真になってしまいます。奥行きを感じるような写真を撮影するためのコツはメインの被写体を中央からずらすことなので、ピントや露光は自動ではなくて手動で設定するようにします。被写体の位置を決める際には、画面全体を9等分した「三分割法」を利用します。iPhoneのカメラを使用して撮影する場合には、カメラアプリの機能を利用して三分割法のグリッドを表示させておきます。設定方法ですが、「設定」画面を開いて「写真とカメラ」の「グリッド」のスイッチをオンにします。縦横4本の線が表示されるので、構図を決める際に便利です。風景を撮影する場合にはグリッド表示が必須です。グリッドを利用すれば、下の1/3に砂浜、真ん中の1/3に海、上の1/3に空が来るように配置することもできます。人物や特定の被写体を撮影する場合には、グリッドが交わる場所に合わせるようにします。遠くの方に広がる空や海の奥行きを感じさせるためのコツは、被写体を中央からずらすことです。4点のグリッドの交点の中で被写体を下の2点のいずれかに来るようにして、画面中央部分の上の方に遠くの風景が写るようにします。海水浴をする人物や磯の生物などを撮影する場合には、アングルを下げて被写体に近づいて撮影します。このような場合に、防水ケースが役立ちます。全く同じ構図であっても、明るさを調節するだけで特定の被写体を際立たせることができます。例えば、下半分に近くにある風景を、上半分に遠くにある海を含むような構図で写真を撮影するとします。この場合、海をメインにするのであれば海の部分に合わせてホワイトバランスを調整します。逆に手前の被写体に注意を向けたければ、近くにあるものに合わせてホワイトバランスを調整します。iPhoneのカメラを利用する場合であれば、画面をタップするだけでその場所に合わせて明るさが調整されます。何もしなければ自動的に近くにある被写体に合わせて明るさが調整されるので、遠くの風景を強調したい場合にはホワイトバランスを調整し直す必要があります。海を近くで見ると、活発に波を打っています。並みの様子をダイナミックに撮影するコツは、連写機能を利用することです。連写機能で撮影してから後で確認すれば、一瞬の波しぶきの写真が撮れている場合があります。外の風景を撮影する際は、太陽光を上手に利用することがポイントです。太陽と被写体の角度を意識して撮影ポイントを選択します。被写体を撮影する際は太陽に背を向けますが、日の出や夕暮れの風景を撮影する場合には太陽の方向にカメラを向けて、シルエットを撮影することもできます。フィルター機能を活用して、静寂を表現するためにモノクロまたはセピア調の写真を撮影することもできます。モノクロ写真を活用すれば、静かな雰囲気の海の景色を撮影することができます。

まとめ

いくつかのポイントを押さえておけば、手元にあるスマホのカメラでも魅力的な海の写真を撮影することができます。カメラアプリの機能を上手に活用するようにします。