スマホで簡単!ワンランク上の旅行写真を撮影する方法
【1】旅行の思い出にスマホでワンランク上の写真を撮影する方法
最近は、観光地でスマホで写真を撮影する旅行客の姿を多く目にします。スマホに搭載されているカメラの性能が向上したため、手持ちのスマホでも美しい風景写真を撮影することができるからです。スマホを利用して単に風景や人物の写真を撮影するだけであれば誰でも簡単にできますが、被写体の選び方やカメラアプリの設定を変えることでワンランク上の、プロが撮影したような旅行写真にすることができます。
【2】被写体の被写体・構図の選び方
旅行先では、それまで見たことがないような珍しい光景や建物などを楽しむことができます。それらの写真を撮影する場合、風景を漠然と撮影するだけでは思い出を残すことはできません。写真を撮影する場合には、何を撮影したいのかを明確に決めておく必要があります。風景を撮影する場合には、風景の中の何を撮影するのかを決めてから構図を選びます。欲張って1枚の写真に多くの物を加えようとする(足し算)のではなく、必要なもの以外の余計な被写体をカットする(引き算)方法で構図を決定します。何を主張するのかがはっきり分かるようにするために、主題を決めて撮影することができます。被写体を真ん中に配置しないようにすることもポイントです。〇×ゲームの枠のように画面に縦横の線を引いて3分割(三分割構図)し、いずれかの交点に被写体が入るようにします。被写体の奥の方に空間を持たせるようにすれば、窮屈に感じることがありません。遠くの風景を撮影したい場合には、手前に近くの被写体も入れることで「目線の向こう側」に主題を配置することができます。特定の被写体を撮影したい場合には三分割構図で交点に来るように配置し、被写体の奥の方に空間を持たせます。遠くの風景を被写体にしたい場合には、近くにある被写体を入れて、目線の奥の方に風景(被写体)が入るようにします。建物などの人工物を撮影する場合には、水平・垂直をきちんと合わせるようにします。例えば建物が斜めに傾いていると、不安定な印象を受けてしまうからです。有名な観光スポットは多くの観光客で混雑します。このような場合は、早朝や夕方の人が少ない時間を狙うようにします。朝日や夕暮れ時を利用すれば、プロが撮影したようなワンランク上の風景写真が撮影できます。被写体が単純で面白みに欠ける場合には、何かの小物を一緒に撮影することができます。キーホルダーや携帯ストラップなどの身近な小物を利用することもできます。窓越しに外の風景を撮影する場合には、ガラスへの写り込みに注意する必要があります。カメラをガラスに近づけることで、写り込みが防げます。旅行先で写真を撮影する場合は、鉄道や飛行機などの行き先表示板、ホテルの室内なども一緒に撮影すると、旅行の記憶を思い起こすのに役立ちます。地名が入った看板や道路標識は、撮影場所のメモ代わりにもなります。
【3】カメラアプリを設定して被写体を際立たせる方法
スマホに搭載されているカメラアプリの機能を上手に利用すれば、プロが撮影したようなワンランク上の写真を撮影することができます。アプリの標準機能では、画面の全体にピントが合うように調整されるようになっています。ピントを手動で会わせるようにして、特定の被写体にだけピントを合わせておき、他の被写体をぼかして写るように設定することで被写体を際立たせることができます。遠くの風景をメインに撮影したい場合には、あえて近くにある被写体をぼかします。逆に、近くの被写体にピントを合わせて遠くの風景をぼかすこともできます。カメラアプリには自動的に露光を補正する機能が付いています。オートで露光を設定するようにすると、白い被写体を撮影する場合には黒っぽくなり、黒いものを撮影する場合には明るく写ってしまいます。白色や黒色などの被写体を撮影する場合は露光の補正機能を手動で設定することで、本来の色を際立たせることができます。撮影時にカメラアプリでも露光などを補正することができますが、撮影した画像をPCの画像編集ソフトで明るさやコントラストを補正した方が綺麗な写真に仕上げることができます。薄暗い風景などを撮影する場合にはカメラアプリの機能を利用せずに、RAWデータで保存しておくことができます。RAW画像からPCの画像編集送付とで明るさや彩度・コントラストなどを補正することで、美しい写真に仕上げることができます。
まとめ
スマホのカメラを利用して旅行先で写真を撮影する場合に、被写体と構図を上手に選ぶことや、カメラの設定を変えることで、ワンランク上の写真を撮影することができます。