最近では、様々な場所で誰でも簡単に利用できる公衆無線LANなどが設置されています。しかし、通信にセキュリティのかかっていないものも多く、情報漏洩などが心配で利用していない方も多いのではないでしょうか。そこで、役立つものがVPN接続です。その中でもOpenVPNは、スマートフォンやパソコンなど幅広く利用でき、簡単にVPN接続を手助けしてくれる強い味方となります。また、オープンソースであるため、アプリケーションは無料で公開されています。そのため、腕に自信がある方は、OpenVPNを利用して自宅サーバーとの間で無料でVPN接続環境を構築して利用し続けることも可能です。ただし、そうでない方でもこのOpenVPNには、商用のPrivate Tunnelという機能も備えており、データ契約をすれば、安全にVPNサービスを利用する方法も備えています。
まず、1番簡単なこのアプリに備えられているPrivate Tunnel機能を契約して利用する使い方についてです。一般的にクレジットカードでの支払いになりますが、データ容量ごとにVPNサービス容量を購入するシステムです。1年契約ではないため、必要に応じていつでも購入できる利点があります。その費用は、50GBで12USドル、100GBで20USドル、500GBで50USドルです。その他のVPN接続サービスに比べるとOpenVPNのこのサービスは比較的安価な価格設定になっており使いやすい特徴があります。契約方法については、OpenVPNからPrivate Tunnelのサイトにアクセスします。そこからSign Upボタンをクリックするとメールアドレスとパスワードの登録が求められます。確認メールが届き次第、そのリンクを選択し、ログインするとデータ容量を選択し、購入するボタンがあるため、支払い方法を選択して、指示に従うだけで購入が完了します。支払いが完了したら、アプリに戻り、Import your Private Tunnel profile GOという選択ボタンを押し、Current Passwordという項目に購入時に登録したパスワードを入力すると世界各国の国旗がついたVPN接続先の国一覧からプロファイルをダウンロードできるようになります。
このプロファイルをダウンロードし、OpenVPNでそのプロファイルを追加すれば、その接続先とVPN接続を構築する準備が整います。後はOpenVPNで接続をオンにすれば利用可能な状況になります。このVPN接続中には、画面のどこかにVPN接続マークが表示されますから必要な時だけオンにして使えば良いこととなります。
次に、もう1つのOpenVPNの使い方としては、ブラウザーを用いて無料などで公開されているOpenVPNの接続プロファイルをこのアプリに追加して使う方法です。OpenVPNはオープンソースで提供されているため、世界中の方がプロファイルを提供していることがよくあります。場合によっては、日本の学術機関なども無償提供しています。この拡張子は.ovpnですから意外と見つけやすいかもしれません。ただし、こちらの接続方法の場合には、接続先の安全性を確認する必要はあります。
最後に、OpenVPN接続を利用すると接続先との間で通信が一般的に暗号化されます。そのため、セキュリティのかかっていない公衆無線LANなどを利用していたとしても通信を暗号化することが可能で情報漏洩の危険性を格段に下げることができます。そのうえ、OpenVPNでの接続先の国が異なれば、その国から接続した状況を構築することも簡単にできる利点があり、WiFi接続や4G接続を問わず利用できる特徴もあります。
関連記事:音楽をiTunesからをAndroidスマホに転送する方法
Jul 13,2017 16:23 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー iPhone活用
フォロー@Wondershare_jp