iPhoneのOSには、プライバシーを守る機能が多く搭載されています。しかし初期設定のままでは機能しないものも多くあります。そこで、適切に設定をすることこそがよりプライバシーを守る重要な要素となります。そして、iPhone向けのプライバシーを守る設定とは、大きく分けると6つあります。
まず最初は、本体の設定にあるアクセシビリティからアクセスガイド機能を使う方法です。その選択画面でアクセスガイドと1番下部のショートカット表示の選択ボタンをオンにします。友達などに貸す場合は、ホームボタンを3回押して、アクセスガイドが表示されたらパスワードを入力して確定すると、その他のアプリを開く毎にパスワードの入力が必須になります。そのため、写真や動画など別のアプリを黙って見られる心配がなくなります。なお、パスワードの設定は初回のみです。
2つ目は、パスコードのロックは必ずかけておく。iPhoneの設定からTouch IDとパスコードの設定に進み、オンにすることで利用できます。指紋認証を登録できる機種であれば、パスコードロックの代わりにこちらを利用する方がよりセキュリティが高くなります。ただし、パスコードの要求時間は即時などできるだけ短い時間に設定する方が安心です。その理由は、万が一自動ロックがかかるまでに他人に利用されてしまうとこのロックの機能の意味をなさないからです。
また、Touch IDとパスコードの設定画面では、10回入力番号を間違えるとデータを消す設定にすることもできます。落とした時などに他人に情報漏洩させないためにも最後の手段として、設定しておくことがプライバシーを守る上では良いかもしれません。
3つ目は、普段利用するブラウザーの履歴の削除や自動パスワード入力機能を停止しておく。その理由は、自動入力機能がオンになっていると利用サイトに他人でも簡単にログインできてしまうからです。標準ブラウザーの場合は、iPhoneの設定から標準ブラウザーを選択することで自動入力機能設定や保存した情報の削除ができます。必要に応じてその都度入力した方が安全性が高くなります。
4つ目は、ロックを解除しなくても利用できるコントロールセンターや通知機能を停止する。Touch IDとパスコードの設定画面において、ロック中に表示させる項目を停止することができます。アプリの通知を個別に停止する場合は、本体の設定から通知を選択して、アプリ毎に変更することも可能です。この設定をしておけば、ロック画面を他人に見られたとしてもスケジュールなどの情報が漏洩する危険性をかなり抑えることができます。
5つ目はiPhoneのプライバシー制限機能を利用する。iPhone本体の設定からプライバシーを選択して位置情報サービスや電話帳などアプリ毎にアクセスする情報を制限することができます。アプリの中には位置情報によって広告を表示するものもあるため、常に行動を監視するものもあります。そのため、不必要なものは停止する方がプライバシーを守ることができます。
6つ目は、iPhoneを探す機能をオンにしておく。位置情報サービスを停止してもこのサービスのみ利用することが可能です。この設定をしておくとiPhoneを紛失した場合にパソコンなどから遠隔操作が可能で、最悪iPhoneのデータを遠隔操作によって削除することができます。
最後にiPhoneは、プライバシーを高く設定することも低く設定することも利用者の思いのままに設定によって変更することができます。そのため、プライバシーをより高く守りたい場合には、適切な設定変更が重要な意味を持ちます。
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Jul 13,2017 18:12 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー iPhone活用
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