iPod touchをご存知でしょうか。iPhoneとiPod touchを比較すると、タッチパネルをタッチして操作するスタイルが似ています。2016年9月16日に7世代となるiPhone7が発表されたのに対し、2015年7月17日には6世代にあたるiPod touch6thが発表されていますが、その大きな違いは通話機能やデータ通信機能の有無にあります。これはiPhoneがスマートホンであるという特徴を備えていることに対し、iPod touchはwi-fiを搭載したデジタルオーディオプレイヤーであるため、データ通信や通話に欠かせないSIMカードスロットが存在しません。もちろんiPod touchにはマイク機能が備えられているので、Skypeなどの通話アプリやスマホ用の通話・電話アプリを使うことで音声を使って情報伝達するなど電話的なスタイルで使用することもできますが、あくまでwi-fiを通した通話であることから、wi-fiがないエリアや届かなくないエリアでは通話できなくなるため、通話範囲が大きく限定されます。
またデータ通信ができないため、音声通話と同じくwi-fiを通じてサイト閲覧したり動画視聴しなければならず、wi-fiがないエリアや届かないエリアではネットサーフィンをしたり動画視聴することもできません。ここでとある疑問が浮かびます。Phoneを持っている方が、iPod touchを購入する必要があるのかということです。結論から言えば必要ありません。iPhoneでもiTunesアプリを使えるため、オーディオプレイヤーとしての機能を十分に果たすため、あえてiPod touchを購入する必然性はないのです。iPhoneが1台あれば、データ通信や通話、オーディオプレイヤーだけでなくスマホゲーム、ネットサーフィン、オンラインショッピングなど全てを十分に利用できるのが大きなメリットといえるでしょう。
さらに比較するとiPhoneに採用されている指紋認証機能、Apple Pay機能、カメラフラッシュLEDがなく、バッテリー容量も少ない、CPU性能が低い、ディスプレイサイズが小さい、といった違いがあります。iPhoneと比較すると、いいところがないという感じのiPod touchですが、大きなメリットが低価格であることです。同じストレージ容量で比較するとPhone7 128GBモデルで8万3800円(税別)に対し、iPod touch128GBモデルは3万8800円(税別)なので、およそ半額なのでかなりのお得感があります。SIMカードスロットがないため通話やデータ通信ができませんが、wi-fiさえ通じていれば、メールやネットサーフィン、スマホゲーム、オンラインショッピングといったインターネットを使った様々なサービスを利用できるので、iPhoneと遜色ないともいえます。iPhoneを持っていない方であれば、iPod touchを購入するメリットを感じられることでしょう。例えば折りたたみ式のフィーチャーホンを持っている方がネットサーフィンやゲームアプリ、オンラインショッピング、あるいはデジタルオーディオプレイヤーとして使用する事が考えられます。またAndroid携帯やWindowsフォンを利用している方で、iTunesに保存したミュージックや動画などのコンテンツを楽しむためにiPod touchを併用するという使いみちが考えられます。
この他にもiPadの代わりとしてiPod touchを利用する方も増えています。これは、iPadの重量が300g前後あるのに対して、iPod touchの重量はわずか88gであることから軽く、もつ腕に負担がかからず、片手でも簡単に操作できます。iPod touchは、iPhoneに比較すると非力ですが、ネットに接続できる、アプリを楽しめる、安価である、軽量であるというメリットがあるため、想像しているよりも使い勝手の良いデバイスと言えるでしょう。
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Feb 03,2018 17:57 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー iPhone活用
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