BACK
iPhone iPod iPad
近年、スマートフォンやタブレットが普及してきたことに伴って、無料wi-fiスポットが増えてきています。通信費を気にすることなく気軽に利用できて便利なものです。しかしその便利さの裏に危険性もはらんでいるのがこの無料wi-fiスポットです。危険とは言いますが、いったい何がそんなに危ないのだろう、という人も少なくないでしょう。ということで、無料wi-fiスポットを使う上で注意するべき点について見ていきましょう。
そもそも街中で無料で使えるwi-fiスポットには大きく二種類があります。ひとつは駅や商業施設、あるいは行政などが提供するものです。これらは提供しているのが誰であるか、というのがはっきりしています。こちらはまだ安全な方です。しかし悪質なのがもう一つの、出所のはっきりしないwi-fiスポットです。出所の分からないものは、どこのだれが提供しているか不明で、悪意のある人がわざと提供している場合も少なくありません。もしうっかり利用してしまうと、通信内容を盗み見られるだけでなく、ウイルスをインストールされてしまう危険性まであります。したがって、まず無料wi-fiスポットの提供者を確認することが必要です。公共のwi-fiの場合、利用できるエリアにポスターや張り紙なのがあるので、それをもとに確認しましょう。
しかし、出所のはっきりしているものだからといって安心していいわけではないのが難しいところです。ここでポイントになるのが暗号化方式です。wi-fiでは通信内容が他人によって傍受されないように、暗号をかけてわからないようにしています。そのための暗号はいくつかの種類があるのですが、安全性の高さに違いがあります。特に危険なのはWEPです。これは比較的早い段階で開発された暗号化方式であるので、最近ではその解読は難しくありません。したがって、悪意あるユーザーが傍受すれば簡単に盗み見られてしまうのです。さらに言えば、無料wi-fiスポットの中にはそもそもWEPの暗号化すらされていない、完全に無防備なものもあります。ですから、利用の際には暗号化されているか、そしてどの方式が使われているか、という二点にも注意しましょう。
以上が無料wi-fiスポットを使う上での最も基本的な部分の注意点になります。この二点に気を付けることで、より安全性の高いスポットを使えるようになります。ただ、いくら暗号化されていても不特定多数の人間がアクセス可能な点については変わりありません。したがって利用時に気を付けておかなければならない点は、まだまだあります。どこでだれが傍受を試みようとしているかわからない環境なので、個人情報やID、パスワード等の扱いには細心の注意が必要です。個人情報の入力は、盗み見られた時の被害が大きいので避けるべきです。また、ログインが必要なものも不正アクセスを受ける一因になりかねないので避けるのが好ましいでしょう。もちろんネットショッピングやネットバンキングなど、お金が関係するような通信はもってのほかです。アカウントが乗っ取られてからでは手遅れです。被害につながるような危険を冒すのはやめましょう。また最近では、SSL通信ができるサイトも増えてきています。SSL通信ができるサイトは傍受に強いので、他のサイトよりは安心できそうです。
無料wi-fiスポットは気軽に利用できて便利な反面、常に悪意ある他人に狙われるリスクもあります。第一に提供者の分からないスポットにはアクセスしない、そして見られて困るようなないようの通信は無料スポットではしないという大原則を守りましょう。ネットの脅威は目に見えないので、常々意識しておくことが被害防止には必要です。
関連記事：音楽をiTunesからをAndroidスマホに転送する方法
Jul 13,2017 14:54 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー iPhone活用
フォロー@Wondershare_jp
> iPhone活用 > 無料wi-fiスポット（公衆無線LAN）の注意点・安全性