今や時代はスマートフォン…と大きな声で言いたいところですが、日本の携帯ユーザーのうち、ガラケーからスマートフォンに変えていない人はまだまだ大勢いるようです。その主な理由として、スマートフォンは「分かりにくい」ということが挙げられています。確かに、初めてガラケーからスマートフォンにした時のことを思い出してみると、あまりにもの操作性の違いに戸惑った方が多いはずです。ですから高齢者であればなおさら、スマートフォンを使うことをためらう人も多いことでしょう。しかし、こうした問題も高齢者向けのサービスやコンテンツを活用することで解決することが出来ます。ここでは、iPhoneを使用している高齢者向けに、どのようなアプリを使えばスマートフォンが使いやすくなるのか、また活用できるのかを考えてみました。
そもそも、この記事はiPhoneを使用している高齢者向けのものです。つまり、Androidユーザーの方を対象としていません。それは、高齢者であれば断然iPhoneを使用した方が慣れるのに早いからです。というのも、Androidのメリットとして様々なアプリを使用できるのと共に、スマートフォンを作っているメーカーごとに、さらに同じメーカーであっても機種によって画面のデザインや操作方法が異なるため、様々な年代や性別ごとに使い勝手が良い機種を選ぶことが出来るという点が考えられます。これは逆を返せば、ただでさえ使い方が分かりにくい高齢者にとっては完全にデメリットだということです。どの機種でも大体操作方法が同じで、しかも分かりやすいもの。これを満たすのは、まさにiPhoneだといえるのです。ただ、iPhoneであっても分かりにくいという方も多くいらっしゃるようですので、少しでもそれを解消するのが「アプリ」なのですね。
では、実際に高齢者のiPhnoeユーザーにおすすめのアプリには、どういったものがあるのでしょうか。初めに「らくらくアプリ」をお勧めします。このアプリをダウンロードすれば、電源を入れたら開かれる「ホーム画面」に、電話、メール、写真、短縮ダイヤル、現在地などのボタンが大きく表示されることになります。さらに画面の上部には日付、時間、そして天気が見やすく表示されているため、日付や時間の確認がすぐに出来るのもありがたい機能です。画面に表示されている各ボタンを使用するには長押しが必要ですが、これは誤作動を防ぐために便利な機能となっています。しかも高齢者の場合、各機能に慣れるまで一番活用するのはやはり「電話」でしょうが、電話するためのダイヤルボタンが大きく表示されますので、ここでも使いやすさが目立ちます。以前にガラケーなど携帯電話を使用していた方であれば、便利な「短縮ダイヤル」も用いたいところです。このアプリでは、3件まで登録することが出来ます。
さらに、高齢者だと現在地機能はあまり使わないかと思ってしまいますが、この機能で自宅を登録することが出来るため、例えばどこかに出かけた時に自宅へ戻る道が判らなくなったとしても、道順を検索することが出来るため便利です。別のアプリとして高齢者が一番活用する電話機能に特化したアプリ「らくでん」をご紹介します。このアプリの特徴は、電話番号を3つまで登録することが出来る点と、スマートフォンに登録している電話帳機能を開くよりも簡単に電話がかけられる点です。もちろん、「らくでん」アプリを活用して電話をかけるためには、まずはアドレスをこのアプリ内に登録する必要がありますが、これら登録作業も非常にシンプルで分かりやすくなっています。
また「ラクホン」は、無料版と有料版があるためにどちらを利用するかを選ぶ必要がありますが、有料版の場合には「無動作監視システム」を利用することが出来るため、遠くに離れている家族が、何か異常があって高齢者が動けなくなっていないかどうかを確認することが出来るので、非常に便利です。
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Jan 31,2018 20:05 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー iPhone人気アプリ
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