スマートフォンやモバイル端末の発達によって、最近では情報収集も一昔前と比べて容易にできるようになりました。RSSリーダー、SNS、スマートフォンアプリなど、情報収集には様々な手段がありますが、関心がある記事を見つけた場合はどうでしょうか。よくある例として、facebookといったSNSを使ってシェアしたり、Evernoteでブックマークする方もいらっしゃるでしょう。しかし、「Pocket」を使えば気になった記事を一瞬のうちに保存して管理したり、SNSなどウェブサービスでシェアすることも簡単にできます。今回は、「Pocket」について特徴や使い方、レビューなどを交えてご紹介します。
そもそも「Pocket」とは、いわゆる「後で読む」ためのサービスとして、世界中のユーザーの間で利用されています。スマートフォン用のアプリとしても提供が行われています。このサービスを利用するメリットは、大きく分けると3つあります。
まず、「Pocket」は対応するスマートフォンアプリやWebサービスが豊富だという点。
そして、気になる記事を即保存できる手軽さも特徴です。
さらに、様々な種類のデバイスに連携可能という利便性も評価されています。こうしたメリットを最も活かす使い方としては、色々なところで入手した情報を一時的に「Pocket」に集約させる方法です。簡単に説明すると、まず最初にインプットした情報を一時的に全部「Pocket」に保存しておき、後でゆっくり他のサービスにアウトプットしていけば良い訳です。「facebook」あるいは「twitter」といったSNSから入手した情報も、とりあえずPocketに放り込んでおけばOKです。ただし、デメリットを挙げるとすれば、このサービスは長期的な保存を行う場所としては向きません。その理由としては、「Pocket」はフォルダの階層に似た構造をしていないため、保存した記事を留めておくことはできますが、整理することはできないからです。タグ付けは可能になっていますが、使いやすさとしては難しいかもしれません。より有効に利用するためには、とりあえず情報を保存する場所として使用し、先ほど触れたように後から別のサービスにアウトプットして、消化していく方法が効率的と言えるでしょう。基本的に、「Pocket」に保存しておいた情報は、用事が終わったらアーカイブし、中身を空にしておく方が望ましいと言えます。
具体的な使い方ですが、初めて利用する場合は無料ユーザー登録を行います。専用サイトにアクセスし、トップ画面で「SIGN UP NOW」をクリックして下さい。必要事項を入力すると自分だけのページが出ますので、メイン画面が表示された後は、ここに様々な情報を保存していくだけです。公式な保存方法としては、現在開いているページでURLをコピー&ペーストする方法があります。自分専用のPocketのページに戻って「追加」ボタンを選び、コピーしたURLを貼り付ければ、気になる記事を「Pocket」に追加して保存できます。あるいは、「ブックマークレット」を使った方法もあります。こちらは、準備されている「保存リンク」ボタンを選び、ブラウザでブックマークバーへドラッグ&ドロップします。その後は、気になったページがあれば、ブックマークバーに置いている「保存リンク」をクリックすると、自分自身の「Pocket」に自動的に保存されます。また、「Pocket」で情報を読み、SNS上でシェアするなどの用事が済んだ情報に関しては「アーカイブ」を行うようにしましょう。アーカイブのアイコンをクリックすれば、「Pocket」画面から一時的に消えます。ただし、削除される訳ではなく、後ほど「アーカイブ」を選ぶと再度見ることができます。
いかがでしたか。関心のある記事をとりあえず保存しておき、オフラインでも閲覧が可能な「Pocket」は、一度保存さえしておけば、ウェブページが例え削除されてしまっても、保存された時の状態でいつでも記事を読むことができて大変便利です。多彩なアプリとの連携も可能なので、ウェブサイトの記事を保存しておいて、時間がある時に整理したい方にも向いています。
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Jan 31,2018 20:09 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー iPhone人気アプリ
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