iPad,Android,Windowsこの3つのOSを搭載したタブレットにはそれぞれ特徴というか使い勝手というものがあります。iPadはスマートフォンのiPhoneで有名なApple社の製品です。安定していて動きも軽快で、iOSというオペレーティングシステムで稼働します。そもそもApple社の製品の特長は、マウスの1ボタンですべての操作を完結させようというもので、起動も終了もマウスの1ボタンで操作が完了するよう設計されています。安定しているためビジネス向けの用途にはお勧めですが、Windowsのパソコンとのデータの互換性は良いとは言えません。そのためiPadにデータを取り込んだり、iPadからデータを取り出し、パソコンで加工するといった作業が多いならばその他のOSのタブレットを選択する方が良いかもしれません。またフリーのアプリもAndroidやWindowsのOSのものと比べると多いとは言えません。でもiPadはお客様と対面して写真や資料を見せるプレゼン用途には向いているので、そうした用途での利用を想定しているならiPadを選択するのが得策と言えます。
次にAndroidのオペレーティングシステムを搭載したタブレットですが、こちらはハードウェアを提供するメーカーが多いのが特徴です。そのため気に入ったメーカーのタブレットを選択することができます。現在のAndroidのバージョンは、7.0が最新です。バージョンが5.0ぐらいまでは結構不安定でしたが、最近は本当に安定してきたため、ビジネス用途にも十分活用できるようになりました。iPadは搭載メモリが固定なため小さい容量の機体を購入してしまい思いの他大きい容量のデータを扱うことになった場合、データを退避しながら運用しなければならない問題が発生します。一方、Andoroidを搭載した機体の場合は、SDメモリなど外部メモリを増設できたりする機体もあり便利です。32GB程度なら最近かなり安価ですし、64GB以上のSDメモリを追加すればかなり余裕でデータを扱うことが可能となります。
最後にWindowsのタブレットですが、最近ではノートパソコンとして利用することも可能なぐらいに便利な商品が増えてきました。特にキーボードと液晶ディスプレイを協力な磁石で結合している機体の場合、パソコンとして使いたい場合は、キーボードを装着して、タブレットとして使いたい場合は、キーボードをディスプレイと切り離して使え、さらにディスプレイがタッチパネル仕様になっているため、画面をスワイプする操作も使えるメリットがあります。Windowsのオペレーティングシステムを搭載したタブレットの最大の強みは、今までパソコンで活用してきたソフトウェアがそのまま使える点にあります。データの互換性にすぐれたWindowsタブレットは、その点においてはiPadやAndroidタブレット比べものにならないくらいのメリットをもっているといえます。
さて最後に価格比較ですが、WindowsのOSを搭載している分、Windowsタブレットはそれ以外のものに比べ価格はやはり高めです。AndroidはGoogle社が開発したオペレーティングシステムでオープンソース系なので価格的には一番安価で、Andoroid向けに開発されるアプリケーションも今後もどんどん開発されることは間違いありませんから、この点においては優位性があります。
タブレットはWifi環境の普及とともに成長してきました。今後も携帯性の面からビジネス用途にどんどん使われることは疑う余地もありません。オペレーティングシステムの特性を理解し、ビジネスシーンに応じたタブレットの活用が今後期待されると思います。
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Jul 13,2017 14:45 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー Android最新情報
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