Androidの次期OS、Android8.0が2017年後半にリリースされると言われています。開発者用プレビュー版もリリースされ、注目が高まっているこのAndroid8.0の新機能についてまとめました。
Androidのロック画面から呼び出すことができるアプリをカスタマイズできます。これまではカメラアプリのみ呼び出し可能でしたが、Android8.0では他のアプリも呼び出すことができます。
設定メニューのストレージ項目に、「空き容量を増やす」ボタンが追加されました。不要なファイルやアプリのキャッシュを削除し、空き容量を確保することができます。
設定メニューのストレージ項目に、「ストレージを管理」の項目が追加されました。「ストレージを管理」では、ストレージの空き容量が少なくなった場合に、バックアップ済みの写真や動画を自動削除するかどうかを設定できます。削除されるのはバックアップのみです。元の写真や動画はGoogleフォトに保存されているので、バックアップ削除後も閲覧可能です。
設定メニューのストレージ項目からフォルダ・ファイルへアクセスができるようになりました。これまではフォルダ・ファイルへアクセスするアプリは標準では用意されていませんでしたが、Android8.0ではフォルダ・ファイルへのアクセス可能なアプリが標準で用意されています。
通知のカテゴリごとに表示・非表示を設定できるようになりました。通知のカテゴリには、スクリーンショット、ストレージ、一般メッセージなどがあります。一般メッセージの通知は表示し、スクリーンショットを撮影時の通知は表示しない、といった設定ができます。
通知のスヌーズ機能が追加され、表示された通知を再度通知させることができるようになりました。30分後、1時間後など、時間を指定して再通知させることができます。
ホーム画面のアプリのアイコンに、通知数などをバッジで表示する機能が追加されました。アプリごとに「バッジの表示」のON/OFFを設定することができます。
動画などを小さな枠で表示した状態で、他のアプリなどを操作することができます。PIPは、Android7ではAndroidTVのみのサポートでしたが、Android8.0ではスマートフォン及びタブレットでもサポートされています。
Android8.0では、ソニーの「LDAC」とQualcommの「apt-x」に対応しています。Xperiaなどの一部の端末では独自に対応していましたが、Android8.0では標準で対応しています。これらのコーデックに対応したワイヤレスイヤホンを所持していれば、ハイレゾ並の音質をワイヤレスで利用できるようになります。
バックグラウンドの動作をOSが厳しく管理することで、バッテリー消費が改善されています。アイドル状態のアプリの動作や、位置情報の取得頻度などが制限されています。このため、バッテリー消費は改善されますが、位置情報を頻繁に取得しているアプリの動作に影響が出る可能性があります。
キーボードの機能が拡張され、ログイン時のIDやパスワードを自動で入力出来るプラットフォームが追加されます。アプリなどへのログインがより簡単になりそうです。
戻るボタン、ホームボタン、メニューボタンが表示されている画面下のナビゲーションバーをカスタマイズできるようになりました。一部のメーカーが独自に用意していた機能ですが、Android8.0では標準の機能として用意されています。ボタンとボタンの間隔を縮めてコンパクトにしたり、右側や左側に寄せることができます。
Android8.0では、端末の指紋ユニットを利用した指紋ジェスチャーがサポートされています。指紋ユニットを上下になぞって通知バーを表示したりすることができます。これまでは一部のメーカーが独自に用意していた機能ですが、Android8.0では標準でサポートしています。
これまで各メーカーが独自に対応していた機能や、サードパーティ製のアプリをインストールしなければ利用できなかった機能などが、Android8.0では標準で利用できるようになっています。また、ユーザーの操作を補助する機能や、カスタマイズできる設定も増え、ユーザーの利便性が向上しています。
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Jun 29,2017 21:11 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー Android最新情報
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