Androidタブレットはパソコンほど高機能では無く、スマートフォンほどモバイル用途に特化しているわけではありませんが、パソコンより手軽に使用でき、スマートフォンに比べ画面サイズが大きく見やすいという特徴があります。外出先ではサイズの小さなスマートフォンの方が使い勝手が良いと言えますが、家庭内や企業内などWi-Fiが整備されている屋内の環境であれば、通信料を気にする必要が無いため、屋内でのモバイル機器として利用する人が増えています。パソコンやスマートフォンとどのような違いがあるのか、メリットやデメリットを理解することで、タブレットをより有意義に使いこなすことが可能となります。
タブレット端末は、大まかにはインストールされているOSによって分類されています。Windows OSがインストールされているものはWindowsタブレット、iOSがインスストールされているものがiPad、そしてAndroid OSがインストールされているのがAndroidタブレットです。Android OSは検索サイトで有名なGoogleが開発したプラットフォームですが、Android OSをベースとしたタブレット端末は多くのメーカーが販売しています。OSとしてのシェアは世界で第1位となっており、しかもオープンソースとして開発され販売時のライセンス料が不要なことから、安価に入手できるのがAndroidタブレットのメリットです。
Androidタブレットは、通信キャリアから販売されている一部の端末を除きWi-Fiで運用します。Wi-FiとはWLANに無線で接続するための技術のことで、家庭内や企業内にインターネット回線を導入しLANの設定を行いタブレットを接続すると、WLAN内の端末と通信できるほかインターネットへの接続も可能となります。スマートフォンとの違いは、キャリアと契約する必要が無いことです。スマートフォンは通信キャリアかもしくは格安SIM企業との契約や通信料が別途必要となりますが、AndroidタブレットはWi-Fiだけで運用できるため、通信キャリアから販売されている一部のSIM内蔵端末を除き、インターネットの設備さえ整っていれば新たな料金は発生しません。
Androidタブレットでは、アプリをダウンロードし端末にインストールすることで、多くの機能を実現します。アプリの購入やダウンロードは主にGooglePlayのサイトで行いますが、アプリを販売している大手ECサイトでも可能です。アプリは有料版だけでなく、無料でダウンロードできるものも存在し、特にGooglePlayサイトには数多くの無料アプリが公開されているため、Androidタブレットを購入したその日から、すぐに多くの機能を使いこなすことができます。インストールできるアプリには、Chromeブラウザやワープロのほか、クラウドや通信アプリなどパソコンで有名なツールも多く、他の端末と連携して使用することも可能です。
文字の入力方法は、QWERTY入力、フリック入力、トグル入力の3種類があります。QWERTY入力はパソコン同様のキーボード入力方式のことで、画面上に表示されるソフトキーボードのほか、外部機器としてBluetooth等でキーボードを接続するハードキーボードの2種類が使用できます。フリック入力は、画面上で指を滑らせて入力する方法で、例えば「え」という文字を入力する場合は、「あ」をタップしたまま指を右にスライドします。トグル入力はフィーチャーフォンと同じ文字入力方法で、「あ」を4回タップすることで「え」が入力されます。
Androidタブレットの特徴の一つに、ウィジェット機能があります。ウィジェット機能はパソコンの常駐タスクのようなもので、アプリを起動しなくてもホーム画面に配置され常に動作状態にあるため、各種情報をリアルタイムに入手することができます。例えば、天気予報のウィジェット機能を利用することで、住んでいる地域の天気予報が常に表示されます。
このように、Androidタブレットは性能的にiPadと大きな違いは無く、しかも安価で入力できるという大きなメリットがあります。運用に掛かる費用も小さいほか、画面がそれなりに大きいことから電子書籍の閲覧にも向き、スマートフォンとは別に所持しておくと便利です。
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Jul 13,2017 16:25 pm 編集者 小池由貴 カテゴリー Androidデータ管理
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